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ネイルサロンでHPBの予約が増えない原因は?数字で切り分ける5段階

公開 更新 運用責任者 石川翔太
白い施術台でお客様の爪にネイルを塗る手元

Summaryこの記事⁠の⁠結⁠論

  1. 予約が増えない原因は、閲覧→予約→新規→単価→再来の5段階のどこで止まっているかで決ま⁠り⁠ま⁠す⁠。
  2. 閲覧が少ないなら写真・クーポン名・一覧での見え方、閲覧はあるのに予約が少ないならクーポン内容・空き枠・口コミを先に⁠見⁠ま⁠す⁠。
  3. 段階ごとに直す場所が違います。手を動かす前に、まず5つの数字を同じ表に並べま⁠し⁠ょ⁠う⁠。

自分のお店の数字で確かめる現状分析つきの面談を申し込む

予約率とは、掲載ページの閲覧数に対して予約が入った割合のことです(予約数÷閲覧数)。この記事では、ホットペッパービューティー(以下HPB)を使うネイルサロンが、予約の伸び悩みを数字で切り分ける手順をまと⁠め⁠ま⁠す⁠。

予約が増えないとき、最初にどの数字を見ればよいですか?

最初に見るのは「閲覧数」と「予約数」の2つです。この2つで、問題が「見られていない」のか「見られても選ばれていない」のかが分か⁠れ⁠ま⁠す⁠。

そのうえで、新規の人数、1回あたりのお会計(単価)、2回目以降の来店(再来)を並べます。予約の数だけを追うと、原因が別の段階にあっても気づけ⁠ま⁠せ⁠ん⁠。

次の表は、5つの段階ごとに見る数字と、止まっているときのサインをまとめた診断⁠表⁠で⁠す⁠。

段階 見る数字 止まっている⁠サ⁠イ⁠ン 先に直⁠す⁠場⁠所
閲覧 掲載ページの⁠閲⁠覧⁠数 前月・前年同月より減っ⁠て⁠い⁠る 写真・クーポン名・一覧での⁠見⁠え⁠方
予約 予約率(予約数÷⁠閲⁠覧⁠数⁠) 閲覧は保てているのに予約⁠が⁠減⁠る クーポン内容・空き枠・⁠口⁠コ⁠ミ
新規 新規のお客様⁠の⁠人⁠数 予約の大半が既存客で新規が⁠少⁠な⁠い 新規向けクーポン・初回⁠の⁠体⁠験
単価 1回あたりの⁠お⁠会⁠計 新規は来るのに売上が伸⁠び⁠な⁠い メニューの並び・オフやケア⁠の⁠提⁠案
再来 2回目につながっ⁠た⁠人⁠数 新規が2回目に戻って⁠こ⁠な⁠い 次回予約の伝え方・LINE⁠の⁠導⁠線

※表は考え方を示すためのもので、実際の原因はお店ごとに異な⁠り⁠ま⁠す⁠。

数字は、ほかのお店ではなく「同じお店の前の月」と「前の年の同じ月」と比べます。比べる相手をそろえると、変化がはっきり見⁠え⁠ま⁠す⁠。

図:閲覧→予約→新規→単価→再来の5段階と、段階ごとに直す場所
5つの段階と、それぞれで先に直⁠す⁠場⁠所

閲覧が少ない場合、どこを直しますか?

閲覧が少ないときは、一覧で目に入る「写真」と「クーポン名」を先に直します。お客様は一覧で見比べてから、開くページを決めるか⁠ら⁠で⁠す⁠。

デザイン写真は、色・長さ・季節感が一目で伝わるものを先頭に置きます。定額デザインなら、どの価格帯の写真なのかが分かる並びにすると、開いた後の迷いも減⁠り⁠ま⁠す⁠。

クーポン名は、メニュー内容と所要時間が名前だけで分かる書き方にします。たとえば「オフ込み」「ケア付き」「付替え」など、ネイル特有の条件を名前に入れておくと、比べる人に伝わりやすくな⁠り⁠ま⁠す⁠。

掲載プランを見直す前に、写真とクーポン名で直せる余地がないかを確かめましょう。プランの見直し方はネイルサロンのHPB掲載費の費用対効果とプラン見直しで整理して⁠い⁠ま⁠す⁠。

閲覧はあるのに予約されない場合、どこを直しますか?

閲覧はあるのに予約が少ないなら、クーポンの中身・空き枠・口コミの3つを見直します。ページを開いた人が、ここで「選ぶ理由」と「選べる日時」を探しているか⁠ら⁠で⁠す⁠。

リクルート ホットペッパービューティーアカデミーの調査でも、サロン選びではクーポン・料金と口コミが上位に入っています。次の表は、お客様がサロンを選ぶときに重視する点を一次資料から抜き出したも⁠の⁠で⁠す⁠。

調査 対象 上位の項目⁠と⁠割⁠合
美容サロンの口コミに関する意識調査(2023年12⁠月⁠調⁠査⁠) 15〜49歳女性2,000人(美容サロンを1年以内⁠に⁠利⁠用⁠) サロン選びの重視点:1位「クーポン・料金」56.9%、2位「ネットの口コミ」38⁠.⁠2⁠%
美容センサス2023年上期《ネイルサロン編》(2023年2⁠月⁠調⁠査⁠) 人口20万人以上の都市の15〜⁠6⁠9⁠歳 初回来店時に重視したポイント:1位「ネットの口コミが良い」女性31⁠.⁠8⁠%

この表から、予約の段階ではまずクーポン、次に口コミを見るという優先順位が立てられます。クーポンは「誰に向けたものか」が一つずつはっきりしているかを確かめます。新規向け・再来向け・定額デザインの分け方はネイルサロンのHPBクーポンの作り方にまとめ⁠ま⁠し⁠た⁠。

空き枠の出し方で、予約が減ることはありますか?

あります。ページを見て予約したくなっても、希望の日時に枠がなければ、お客様は別のお店を探⁠し⁠ま⁠す⁠。

見直すのは、枠の「量」より「出し方」です。平日夜や土日など予約が集まる時間に枠が出ているか、メニューの所要時間に合う長さの枠になっているかを確かめます。オフやケアを含むメニューは時間が長くなるので、短い枠しか空いていないと予約でき⁠ま⁠せ⁠ん⁠。

一方で、暇な時間帯に枠を出し続けるだけでは、予約が増えずに人件費だけがかかることもあります。どの曜日・時間帯の枠が埋まりやすいかを数字で見て、スタッフの出勤と合わせて調整⁠し⁠ま⁠す⁠。

ネイル満席でも予約枠は、曜日・時間帯ごとの埋まり方を数字で見て、スタッフの出勤と合わせて調整しています。枠を増やすことより、埋まる枠に人を置くことを先に考⁠え⁠ま⁠す⁠。

口コミは予約にどれくらい影響しますか?

口コミは、とくに初めてのお客様の予約に影響します。美容センサス2023年上期《ネイルサロン編》(リクルート ホットペッパービューティーアカデミー、2023年2月調査)では、初回来店時に重視したポイントの1位が「ネットの口コミが良い」で、女性の31.8%でした(出典)。

また、美容サロンの口コミに関する意識調査(2023年12月調査)では、口コミを見るときに重視する点の1位が「いい口コミも悪い口コミも入っていて比較検討できる」で62.3%でした。「サロンの返信内容が丁寧」は19.9%です。悪い口コミを見たときに「返信内容を確認し、サロンの対応が丁寧なら、予約をしようと考える」人は12.6%いました(出典)。

数を集めることだけでなく、一件ずつに丁寧に返信しておくことも、予約を迷う方の判断材料になります。HPBのご利用ガイド「口コミについて」によると、口コミを投稿できるのはHPBでネット予約して来店した会員で、投稿できる期間は来店日の翌日から20日間です。お願いするときは、投稿できる期間を一言案内する程度にとどめ、内容の指示や見返りはつけません。返信の書き方とお願いの線引きは、ネイルサロンのHPB口コミ返信の書き方を参考にしてく⁠だ⁠さ⁠い⁠。

新規は来るのに売上が伸びないのはなぜですか?

新規は来ているのに売上が伸びないなら、止まっているのは「単価」か「再来」です。予約の数をこれ以上増やしても、売上の伸びにはつながりにくい状⁠態⁠で⁠す⁠。

単価が低いときは、メニューの並びを見直します。オフ・ケア・長さ出しなどの組み合わせが分かりにくいと、お客様は一番安いメニューだけを選びがちです。施術中に、次のデザインやケアの提案ができているかも確かめます。メニューの並べ方や施術中の提案は、ネイルサロンの客単価の上げ方で詳しく扱って⁠い⁠ま⁠す⁠。

再来が少ないときは、次回予約の伝え方が決まっているかを見ます。美容センサス2025年上期《ネイルサロン編》(2025年1〜2月調査)では、ネイルサロンを利用した女性の年間利用回数は平均6.07回でした(出典)。付替えの周期に合わせて、施術の終わりに次の来店時期を一緒に決めておくと、2回目につながりやすくなります。リピート率の測り方と次回予約の伝え方は、ネイルサロンのリピート率の上げ方にまとめ⁠ま⁠し⁠た⁠。

美容センサス2023年上期では、サロンを続けて使う理由の1位が「ネット予約できる」(女性39.7%)でした(出典)。ネット予約率も、2021年上期の女性70.9%から2022年上期の74.3%へ上がっています(2021年上期/2022年上期)。再来のお客様にも、ネットで予約しやすい導線を用意しておきましょう。LINEで次回の目安を知らせるのも一つの方⁠法⁠で⁠す⁠。

新規を集めるための掲載費が、単価や再来で回収できているかは費用対効果の計算で確かめられます。利益やスタッフの採用まで含めて考えたい方は、姉妹サービスのNBL|ネイルサロン経営者の学校も参考にな⁠り⁠ま⁠す⁠。

季節や曜日による増減は、どう見分けますか?

季節の増減は「前の年の同じ月」と比べて見分けます。前の月とだけ比べると、季節による自然な増減を、問題と取り違えることがあるか⁠ら⁠で⁠す⁠。

ネイルは、季節のデザインやイベントの前に予約が動きやすい商材です。前年の同じ月と比べて同じように動いているなら季節の影響、前年より明らかに落ちているなら掲載ページ側の問題と考⁠え⁠ま⁠す⁠。

曜日は、予約の入った曜日と時間帯を1か月分並べて見ます。特定の曜日だけ予約が少ないなら、その曜日の枠の出し方やクーポンを見直します。次の図は、原因を切り分けるときのチェックリス⁠ト⁠で⁠す⁠。

図:予約が増えない原因を切り分けるチェックリスト
段階ごとに確かめる10項目のチェック⁠リ⁠ス⁠ト

直す順番は、どう決めればよいですか?

直す順番は、5段階の上流から、止まっている段階を一つずつ決めます。閲覧が止まっていれば閲覧から、閲覧が保てていれば予約から、という⁠順⁠で⁠す⁠。

手を入れるのは、月にひとつの段階に絞ります。写真とクーポンと枠を同時に変えると、翌月に数字が動いても、何が効いたのか分かり⁠ま⁠せ⁠ん⁠。

計算の例を示します(例です。統計や平均値ではありません)。A月とB月を比べて、閲覧数がほぼ同じなのに予約数が減っていれば、予約率(予約数÷閲覧数)が下がっています。この場合は写真より先に、クーポン内容・空き枠・口コミを見直します。逆に予約率は同じで閲覧数が減っていれば、写真とクーポン名から直⁠し⁠ま⁠す⁠。

段階ごとの作業を自分で続けるのが難しい場合は、一部を任せる方法もあります。判断の目安はネイルサロンのHPB運用を任せるか自分でやるかにまとめて⁠い⁠ま⁠す⁠。

まとめ

  • 予約が増えない原因は、閲覧→予約→新規→単価→再来のどこで止まっているかで⁠決⁠ま⁠る
  • 閲覧が少なければ写真・クーポン名、予約率が低ければクーポン内容・空き枠・⁠口⁠コ⁠ミ
  • 新規は来るのに売上が伸びなければ、単価と再来を先⁠に⁠見⁠る
  • 比べる相手は前の月と前年の同じ月。直すのは月に⁠ひ⁠と⁠つ

自店の数字を並べても、どこで止まっているか判断がつかない場合は、現状分析つきの面談で、担当が事前に分析した結果をお見せします。料金は面談の最後に書面でお見せします。お持ち帰りいただけます。その場でのお支払いはあり⁠ま⁠せ⁠ん⁠。

更新履歴:2026年10月25日 公開/2026年10月27日 関連記事へのリンク⁠を⁠追⁠加

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