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ネイルサロンの2店舗目の集客|掲載ページの分け方と数字の見方

公開 運用責任者 石川翔太
ネイリストがお客様の爪にカラーを塗る様子を真上から見たところ

Summaryこの記事⁠の⁠結⁠論

  1. 2店舗目は「店舗ごとの役割」と「両店でそろえるルール」を先に決め、掲載ページをそれぞれ作り分⁠け⁠ま⁠す⁠。
  2. 数字は閲覧→予約→新規→単価→再来を店舗別に並べます。2店舗の合計だけで判断しないことが大⁠切⁠で⁠す⁠。
  3. 写真の基準・口コミ返信・次回予約の伝え方をスタッフでそろえると、オーナーが毎月すべてを書かなくても回る形に近づ⁠き⁠ま⁠す⁠。

自分のお店の数字で確かめる現状分析つきの面談を申し込む

店舗ごとの役割分担とは、各店の掲載ページで「誰に・どのメニューを・どう選んでもらうか」を分け、共通にすべき言葉づかいや写真の基準はそろえるこ⁠と⁠で⁠す⁠。

この記事では、ホットペッパービューティー(以下HPB)に2店舗目を掲載した、または掲載する予定のネイルサロンのオーナーに向けて、掲載ページの分け方と店舗別の数字の見方を整理⁠し⁠ま⁠す⁠。

2店舗目を出すと、集客の何が変わりますか?

変わるのは、作業の量、見る数字の数、伝え方をそろえる相手の3つです。1店舗目と同じやり方を続けるだけでは、どこかが手薄になりやすくな⁠り⁠ま⁠す⁠。

まず、掲載ページが2つになります。写真の選定と掲載文、クーポンの入替え、ブログ、口コミ返信が、店舗の数だけ発生⁠し⁠ま⁠す⁠。

次に、数字も店舗ごとに生まれます。合計だけを見ると、片方の店の不調がもう片方の好調に隠れてしま⁠い⁠ま⁠す⁠。

そして、オーナーが施術に入らない店が生まれます。次回予約の声かけや写真の撮り方を、スタッフが同じように伝えられるかが集客に直結します。1店舗目を1人で回していた頃の作業の組み立ては、ネイルサロンの集客が1人でできないときの回し方で整理して⁠い⁠ま⁠す⁠。

掲載ページは、店舗ごとにどう役割を分けますか?

店舗ごとに「誰に・どのメニューを・どう選んでもらうか」を決め、写真や言葉づかいの基準は両店でそろえます。分けるものとそろえるものを、先に一枚の表にしておくと迷い⁠ま⁠せ⁠ん⁠。

次の表は、役割分担を書き出すための記入⁠例⁠で⁠す⁠。

項目 1店舗目⁠(⁠A⁠店⁠) 2店舗目⁠(⁠B⁠店⁠) 両店でそろえ⁠る⁠も⁠の
客層 いま多いお客様⁠を⁠記⁠入 迎えたいお客様⁠を⁠記⁠入 ―
得意メ⁠ニ⁠ュ⁠ー A店の軸になるメ⁠ニ⁠ュ⁠ー B店の軸になるメ⁠ニ⁠ュ⁠ー メニュー名の⁠付⁠け⁠方
定額デザインの⁠見⁠せ⁠方 A店の⁠並⁠べ⁠方 B店の⁠並⁠べ⁠方 所要時間・オフ込みかの⁠書⁠き⁠方
写真⁠の⁠基⁠準 A店らしいデ⁠ザ⁠イ⁠ン B店らしいデ⁠ザ⁠イ⁠ン 明るさ・角度・手元⁠の⁠向⁠き
口コミ返⁠信⁠の⁠型 店名と担当の⁠名⁠乗⁠り 店名と担当の⁠名⁠乗⁠り 返信の順番と言葉⁠づ⁠か⁠い
次回予約の⁠伝⁠え⁠方 担当ス⁠タ⁠ッ⁠フ 担当ス⁠タ⁠ッ⁠フ 付替えの時期の⁠伝⁠え⁠方

※表は書き方の例です。中身はお店ごとに記入してく⁠だ⁠さ⁠い⁠。

役割は、立地と客層、スタッフの得意なメニューから決めます。たとえば、短い時間で定額デザインを選びたい方を迎える店と、ケアに時間をかけたい方を迎える店、という分け⁠方⁠で⁠す⁠。

新しく開いた店は、口コミも写真もまだ少ない状態から始まります。開店直後は、1店舗目と同じ基準で撮った写真を早めにそろえ、店の役割が伝わる掲載文を先に整えま⁠し⁠ょ⁠う⁠。

図:2店舗の掲載ページの役割分担
中央に両店でそろえる共通ルール(言葉づかい・写真の基準・返信の型)、左右にA店とB店それぞれの役割を置⁠い⁠た⁠図

近いエリアの2店舗で、お客様の取り合いは起きますか?

掲載ページの中身が同じだと、同じお客様に2つの店を比べてもらう形になりやすくなります。取り合いを避けるには、ページの中身で役割の違いを伝えるこ⁠と⁠で⁠す⁠。

美容サロンの口コミに関する意識調査(リクルート ホットペッパービューティーアカデミー、2023年12月調査、1年以内に美容サロンを利用した全国の15〜49歳女性2,000人。ヘア・ネイルなど5業態が対象)では、いま使っているサロンに初めて来店する前に重視した点の3位が「交通の便が良い/自宅から近い」30.5%でした。1位は「クーポン・料金」56.9%、2位は「ネットの口コミ」38.2%です。利用者側の割合で、お店の予約率などの目安ではあり⁠ま⁠せ⁠ん⁠。

近い2店舗では、距離の差が小さくなります。そのぶん、クーポンの中身や写真、口コミが同じに見えると、お客様は選ぶ理由を見つけにくくな⁠り⁠ま⁠す⁠。

取り合いが起きているかは、数字で確かめます。B店を開いたあと、A店の新規が減り、B店の新規が同じくらい増えているなら、新しいお客様ではなく移っただけかもしれ⁠ま⁠せ⁠ん⁠。

一方で、いつものお客様が通いやすい店に移るのは、悪いことではありません。再来は店舗別と2店舗の合計の両方で見ると、移動と離脱を分けて読⁠め⁠ま⁠す⁠。

写真・クーポン・ブログは、店舗ごとに作り分けるべきですか?

写真とクーポンは店舗ごとに作り分け、ブログは共通のテーマを店舗ごとの言葉に直して使う形が現実的です。すべてを一から2つずつ作る必要はあり⁠ま⁠せ⁠ん⁠。

写真は「その店でできるデザイン」で選ぶ

デザイン写真は、その店のスタッフが施術したものを中心に選びます。写真を見て予約したデザインが、来店した店で受けられることが大切だからです。撮る角度や明るさの基準は両店でそろ⁠え⁠ま⁠す⁠。

クーポンは店の役割に合わせる

新しい店は新規向けを厚めに、通う方が多い店は再来向けを厚めに、と役割で比重を変えます。クーポンの分け方そのものはネイルサロンのHPBクーポンの作り方にまとめて⁠い⁠ま⁠す⁠。

ブログはテーマを共有し、中身を店ごとに書く

季節のデザインやオフ・ケアの話など、テーマは両店で共有できます。そのうえで、担当スタッフの一言や空きやすい時間帯、アクセスなど、店ごとに違う部分を書き換⁠え⁠ま⁠す⁠。

数字は、店舗別にどう並べて見ればよいですか?

閲覧→予約→新規→単価→再来の5つを店舗ごとに1行ずつ並べ、前年の同じ月と比べます。合計は最後の行に置き、判断は店舗の行で行⁠い⁠ま⁠す⁠。

次の表は、店舗別の月次表の⁠形⁠で⁠す⁠。

店舗 閲覧 予約率 新規 単価 再来 前年⁠同⁠月⁠比
A店 ○件 ○% ○人 ○円 ○人 ↑/↓
B店 ○件 ○% ○人 ○円 ○人 ↑/↓
合計 ○件 ○% ○人 ○円 ○人 ↑/↓

※表の形を示す例です。統計や平均値ではあり⁠ま⁠せ⁠ん⁠。

予約率は、予約数÷閲覧数で出します。見るときは「合計が伸びていても、一方の店が下がっていないか」を最初に確かめてください。5つの段階ごとの直す場所は、ネイルサロンでHPBの予約が増えない原因を数字で切り分ける方法で解説して⁠い⁠ま⁠す⁠。

開店して1年たたない店は、前年の同じ月がありません。その間は前の月と、開店からの推移で⁠見⁠ま⁠す⁠。

店舗別の再来の測り方はネイルサロンのリピート率の上げ方、単価の分け方はネイルサロンの客単価の上げ方で詳しく扱って⁠い⁠ま⁠す⁠。

数字のもとになる予約と顧客の記録は、店舗ごとに残します。HOT PEPPER Beauty・SALON BOARDの掲載案内では、SALON BOARDでHPBのネット予約以外の予約も一元管理でき、来店履歴や予約情報で顧客管理ができると案内されて⁠い⁠ま⁠す⁠。

複数店舗でのIDの扱いは、HOT PEPPER Beautyヘア/キレイ利用約款(2026年9月14日改定・適用)の第8条で確認できます。事業者が指定する店舗にグループIDを発行できること、ID等を各店舗内で従業員等が共同で使えること、機能を限った子ID等を1店舗に複数発行できることが書かれています。ID等の管理には、管理責任者を置くことも定められて⁠い⁠ま⁠す⁠。

図:店舗別5つの数字の並べ方
閲覧→予約→新規→単価→再来の5列を、A店とB店の2行で並べる⁠枠⁠の⁠図

店舗ごとの掲載ページと数字は、担当が事前に分析してから面談でお見せします。1店舗ずつでも、まとめてでもご相談いただ⁠け⁠ま⁠す⁠。

口コミ返信や次回予約の伝え方は、店舗間でどうそろえますか?

言葉づかいと順番の「型」を両店で共通にし、中身はその日に施術したスタッフの一言で埋めます。型があると、誰が書いても店の印象がぶれにくくな⁠り⁠ま⁠す⁠。

口コミ返信は型と担当を決める

返信は「お礼→施術についての一言→次回の案内」のように順番を決めます。店舗ごとに、誰が下書きし、誰が確認して投稿するかも決めておきます。返信の型と例文はネイルサロンのHPB口コミ返信の書き方にまとめて⁠い⁠ま⁠す⁠。

次回予約は伝える場面をそろえる

次回予約は、施術の終わりに付替えの時期と一緒に決めるのが基本です。伝える場面と言葉を1枚にまとめ、両店のスタッフで共有⁠し⁠ま⁠す⁠。

写真の基準は見本で渡す

写真は、言葉より見本の1枚のほうが伝わります。明るさ・角度・手元の向きの見本を両店に置くと、掲載ページの見え方がそろ⁠い⁠ま⁠す⁠。

オーナーの作業時間は、どう減らせばよいですか?

「オーナーが決めること」と「型があればほかの人でもできること」を分け、後者をスタッフか外部に渡します。オーナーは決める仕事と、月1回の振り返りに時間を使⁠い⁠ま⁠す⁠。

オーナーに残すのは、次のような仕⁠事⁠で⁠す⁠。

  • 店舗ごとの役割と、メニュー・価格⁠の⁠決⁠定
  • 掲載プランを変えるかどうか⁠の⁠決⁠定
  • 月に一度、両店の数字を見て、次の月に直す場所を店舗ごとにひとつ決め⁠る⁠こ⁠と

型があれば渡せるのは、掲載文、ブログ、口コミ返信の下書き、クーポン案、数字の整理です。店舗ごとの掲載プランを上げるか下げるかの考え方は、ネイルサロンのHPB掲載費の費用対効果を計算する方法で扱って⁠い⁠ま⁠す⁠。

どこまで任せるかはネイルサロンのHPB運用を任せるか自分でやるか、相談先の形の違いはネイルサロンの集客コンサルと運用代行の違いが判断の材料にな⁠り⁠ま⁠す⁠。

ネイル満席では、月次レポートで店舗ごとに閲覧から再来までの数字をお見せし、月1回の定例ミーティングで次の月に直す場所を決めます。スタッフへの写真・次回予約の伝え方も共有します。スタッフの引き抜きはし⁠ま⁠せ⁠ん⁠。

3店舗目を考える前に、何を確かめておけばよいですか?

2店舗それぞれの数字が、オーナーが施術や作業に入らない月でも保てているかを確かめます。2店舗の型が回っていないまま3店舗目を出すと、同じ悩みが3つに増⁠え⁠ま⁠す⁠。

確かめておきたいのは、次の4⁠つ⁠で⁠す⁠。

  • 5つの数字が、店舗別に毎月そろって出て⁠く⁠る⁠か
  • 写真の基準・返信の型・次回予約の伝え方が、両店で使われて⁠い⁠る⁠か
  • オーナーが不在の日も、口コミ返信と次回予約が止まら⁠な⁠い⁠か
  • どちらの店も、前年の同じ月や前の月より下がり続けてい⁠な⁠い⁠か

人の面も大切です。中小企業庁の2025年版 中小企業白書の概要は、人手不足は依然として深刻な状況にあるとし、成長の加速段階では経営者の職務権限分散による一人経営体制の克服などが重要としています。出店・採用・利益の残し方は、姉妹サービスのNBL|ネイルサロン経営者の学校で扱って⁠い⁠ま⁠す⁠。

まとめ

  • 2店舗目は、店舗ごとの役割と両店でそろえるルールを先に決め、掲載ページを作り⁠分⁠け⁠る
  • 近い2店舗では、クーポン・写真・口コミの中身で違いを伝える。取り合いは新規の移り方で確⁠か⁠め⁠る
  • 写真とクーポンは店舗ごと、ブログはテーマを共有して中身を店ごと⁠に⁠書⁠く
  • 数字は5つを店舗別に並べ、合計は最後の行。前年同月か前の月と⁠比⁠べ⁠る
  • 口コミ返信・次回予約・写真は「型」でそろえ、オーナーは決める仕事に時間⁠を⁠使⁠う

店舗ごとの数字を並べても、どちらの店のどこで止まっているか判断がつかない場合は、現状分析つきの面談で、担当が事前に分析した結果をお見せします。料金は面談の最後に書面でお見せします。お持ち帰りいただけます。その場でのお支払いはあり⁠ま⁠せ⁠ん⁠。

更新履歴:2026年10月27日 公開

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